DESIGN

データで得た気づきから、ホールとユーザーの間に絆を築くデザイン

CLIENT | グローリー株式会社

グローリー株式会社の100%子会社、グローリーナスカ株式会社が運用しているパチンコホールで運用するDX推進サービスのネーミングとロゴのデザインを担当しました。


グローリー株式会社とは

グローリー株式会社は、知る人ぞ知る世界最大の通貨処理機メーカーです。スーパーマーケットやドラッグストア、専門店などのレジで使用されるつり銭機や、百貨店やショッピングセンターなどで店舗の売上金管理に使用される売上金入金機などを提供しています。

多岐にわたる事業のひとつに、パチンコホールで使われる、玉・メダル貸機や計数機、賞品保管機、両替機や、店内の売上管理を行うパチンコカードシステムなどを製造しており、100%子会社のグローリーナスカ株式会社がそれを販売しています。

今回、そのデータを活かしたホールに向けたDX推進サービスを本格展開することになりました。


グローリー株式会社のDNAを深掘りする

ヒアリングシートや本質ブレないシート、コンセプトワークなどを重ねていく中で、もしグローリーを擬人化するならどんなキャラクター?という質問に、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するR2-D2と答えが返ってきました。R2-D2は様々な能力を持ち、大事なところで活躍することで人間を補佐し、信頼を得るキャラクターです。つまり、グローリーは、いい意味で淡々とサポートをすることで、ホスピタリティを発揮し、ユーザーの信頼を得るのがグローリーのDNAだと気づき、「ホールとユーザーの絆を作る」と定めました。


ネーミングを模索する

コンセプトから、ネーミングも模索します。NASUメンバー全員にも協力してもらいながら100案を超えるネーミングを出しました。

そして、案を模索する中で、一度「kizki(キズキ)」というネーミングに着地しました。データを活用することで「気づき」を得ることで、ホールとユーザーの絆を「築き」あげるからです。しかし、このネーミングは商標でNGが出てしまいました。

考案したネーミング案の一部(一部、kizkiの別案も探っている)


グローリー、ホール、ユーザーを繋げるロゴマーク

その後、ネーミング案を出し続け、最終的に「ONEHALL(ワンホール)」というネーミングに辿り着きました。ホールとユーザーの一体感を表したネーミングです。

ロゴマークのOの上のビックリマークは気づきを表します。グローリーが販売するパチンコホールの設備機器を通して得られる情報から「気づきを得る」という意味が込められています。またOはそのデータで得た気づきを活用し、PDCAサイクルを回すという意味があります。

Hから伸びている横棒は「グローリー、ホール、ユーザーをデータで繋げる」という、つながりを示しました。

デザイン|前田高志