「株式会社ファンファーレ」ロゴデザインのプロセス

ブログマーケッターJUNICHI  さんが設立した「株式会社ファンファーレ」のロゴをデザインさせていただきました。

ブログマーケッターJUNICHIこと、松原潤一さんはブログマーケティングのプロです。

「ブログで人生を変えよう!」をモットーに、たくさんの人にブログノウハウを惜しみなく提供してくれています。ブログ運営や作成のことで検索すると、JUNICHIさんのサイトに頻繁に遭遇します。「ブログといえばこの人!」の有名人です。

面白くてわかりやすく、異常なまでの懇切丁寧なサポートによって、たくさんの人が成果をあげています。

また、ブログを中心とした「デジタルマーケティング」が学べるオンラインスクール「BMS」も運営しています。

今回は、そんな松原さんが設立した「株式会社ファンファーレ」ロゴの制作過程をご紹介していきます。

「株式会社ファンファーレ」ロゴ制作のスタート! まずは「リサーチ」と「ヒアリング」

リサーチ

松原さんとは数年前から知人を介して知っていましたし、ブログマーケッターJUNICHIのサイトもよく利用していました。ですので、あらためてリサーチすることは多くありませんでした。

まずは、TwitterやFacebook、ホームページの印象を把握しました。新しく作った「FanFare」のロゴがどのように使われるのか。どのように見られるのかを意識しながら把握していきます。

余談ですが、はじめて松原さんに会った時、今から考えると本当に大変な時だったと思います。「あと、3ヶ月で成果出さないと・・・」という状況でした。そんな忙しい時に快く時間を作ってもらって、悩みを聞いてもらって、なんていい人なんだ!と思いました。

その崖っぷちの時と売れっ子になった今も、松原さんの謙虚な姿勢がまったく変わらない!

ヒアリング

  • 会社設立の背景
  • ネーミングの由来
  • ロゴを見た人にどんなイメージを持ってもらいたいか
  • 好きなもの
  • ロゴの用途
  • 現状の問題点
  • 将来の展望

・・・などなど

なんと!

松原さんが、今回のヒアリングの一連  をものすごく丁寧に記事にしてくれています!

こういった手間をかけ、楽しくわかりやすく記事を書けるのが松原さんのすごさです。これがなかなかできません。

「株式会社ファンファーレ」のクリエイティブ・コンセプトを作る

エコノミープラン (※2016年当時、現在はこちらのプランはありません。)ではこの作業はやっていないのですが、松原さんはワンランク上のロゴ制作プランで依頼していただきましたので、ロゴ制作といっしょにクリエイティブ・コンセプトを作りました。

今回の料金プランの依頼ははじめてでした。これは本気モードにならざるをえない!相当、気合が入りました!

クリエイティブ・コンセプトとは、いわば「クリエイティブ版の社訓」みたいなもので、ブレのないブランディングイメージの確立するために必要です。これは今後、株式会社ファンファーレのクリエイティブの指針になります。こういった指針(この指とまれ)を作っておくと、いろんな案件で迷いが生じた時の判断基準になると考えています。

ひとつの判断基準を守ることによって、松原潤一さんらしい、株式会社ファンファーレらしいブランドを作り上げていきます。

手順

リサーチとヒアリングをもとに「株式会社ファンファーレ」について概要をまとめていきます。

株式会社ファンファーレとは?

特徴を「キーワード化」して、わかりやすくします。

株式会社ファンファーレのキーワード

上記を踏まえ、ある答えにたどり着きました。

株式会社ファンファーレのクリエイティブ指針

「株式会社ファンファーレ」とは・・・?

松原さんは、豊富なコンテンツ、楽しさ、サービス精神の塊。ファンファーレは、「ブログのテーマーパーク」だと考えました。

実際、松原さんは「ブログのディズニーランド」を目指しているんだと思います。「圧倒的なコンテンツとホスピタリティ」。そこにお笑い要素が加わって、「ジュンイチーランド」となります。そこが株式会社ファンファーレのゴールです。

このコンセプトを元にロゴをデザインしていきました。

FanFareロゴの提案 A案

テーマパークのロゴとして作りました。「ライオンがトランペット吹いているマーク」と認知しやすいかも!と考えてました。

A案 ライオンのトランペット

ライオンの力強さ(コンテンツ力)と本来ネコ科(フレンドリー)の愛らしさは、 ブログのテーマパーク「ジュンイチーランド」にふさわしい象徴である。 そして「ファンファーレ」の表現としてもっとも明快なトランペットにより、コミュケーションが早い。 トランペットを持ってファンファーレを演奏するライオンが すべてを語っている。

A案 ロゴイメージ

FanFareロゴの提案 B案

テーマパークの入場門のイメージです。こんな松原さんならセオリー外のロゴもアリかと思いました。

B案 しあわせへの入場門

ブログのテーマパーク「ジュンイチーランド」の入場門である。 ここをに入場すれば楽しくブログを学び、明るい人生に変えることができる デーマパークに入る時のドキドキ感ワクワク感を表現している。 ロゴとしてはセオリーではない。だがそこが既成概念から囚われない自由なところが 松原さんにマッチしている。

B案 ロゴイメージ

入場前のワクワク感を感じさせたいと考えてました。あんまり見たことないロゴでフックにもなるかと・・・。

FanFareロゴの提案 C案

テーマパークのマスコットキャラクターとして作りました。

C案 眠れる獅子→目覚める獅子 マスコット

「眠れる獅子」が目覚めるところをシンボリックにした「ジュンイチーランド」のマスコットキャラクター。 入場者がブログを学び、目覚めるというメッセージを表している。 マスコットとして体をつけてキャラ展開も可能である。

C案 ロゴイメージ

左半分が「眠れる獅子」。右半分が「目覚める獅子」。「人生を変える」というところからイメージしました。

名刺のデザインになったら? イメージを提出

もし名刺になったら「こうなりますよ〜」というイメージを作りました。ロゴを選ぶときにリアリティが出て判断しやすいかな?と。

各ロゴ案の名刺イメージ

結果は、C案に決定!

一番シンプルで強いC案が直感的にしっくりきたのか、C案を見て即答でした。

C案をブラッシュアップする

ライオンのたてがみのラウンドの加減や、目の大きさ、よだれ部分など、微妙な差のパターンをつくり一番いいものを選んでいきます。ディレクターとしてはアイデアやコンセプトを考えるのも楽しいですが、デザイナーとしてちまちま検証するのも大好きです。

例えば、このような感じで一番いい形を探っていきます。

ライオンの微調整

FanFareの文字も同じように一番いい形を探していきます。

FanFare文字の作成

「F」の形に注目してください。実はファンファーレということで「ラッパ」の形になっています。

ちまちました作業自体も好きなのですが、後悔したくない気持ちが大きいです。時間が経って「ここ直したい!」ってなっても遅いじゃないですか。お客様に迷惑がかかりますし・・・。

完成

検証を繰り返し、完成!すごい時間かけた!本気出した!

株式会社ファンファーレロゴ 完成版

名刺もデザインしました!

表面
裏面

というような過程を踏み完成したロゴは、依頼者の松原潤一さんにも自分的にも満足のデザインとなりました。今回、本気を出せるデザイン料金でご依頼いただき本当に感謝です。本気で燃えました。

松原さん、本当にありがとうございました!

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