DESIGN

実際に体験してみたくなるワクワク感を与えるデザイン

CLIENT | パナソニック株式会社

パナソニック株式会社の新規事業「CHEERPHONE(チアホン)」のロゴ、カタログ、グッズのデザインを担当しました。

CHEERPHONEは、スポーツなどのライブエンターテインメントをリアルタイムで楽しむための音声配信サービスです。スマートフォンで配信ページにアクセスすることで、ほぼ遅延のない状態で解説や補足情報を耳で体験できます。


サービスのピボットで、ロゴの親和性が低下した。

元々は、マイクを内蔵する親機の腕輪とスピーカー・LEDを内蔵する子機の腕輪を使用したサービスで、親機にて入力された音声が離れている子機へ届けられ、発光しながら音声を再生し、スポーツ観戦を盛り上げるサービスだったため、腕輪をモチーフにしたロゴが使用されていました。しかし、サービスアイデアを転換したため、このロゴと現在のサービス内容に齟齬が生じてきたため、NASUにロゴデザインの依頼が来ました。


プロジェクトを再定義する。

早速、ロゴを作成するためのヒアリングを行い、「どのエンターテインメントの会場でもみんながCHEERPHONEを使いたくなる状態」を作りたいと思いました。この状態を実現するために、「CHEERPHONEを爆発的に広めるプロジェクト」として再定義し、デザインのものさしを定めました。

そして、このものさしが決まったことにより、エンターテインメントを目と耳で体験している姿を想起させるロゴ案に辿り着きました。

しかし、ロゴだけでは「やってみたい」と思う人は少ないため、イメージをより伝えるために、VRゴーグルのように写真にロゴマークを組み合わせ、エンターテインメントがもっと楽しめることを伝えるキービジュアルも合わせて作成しました。


「やってみたくなる」共感を生む、企画。

さらに、今回のロゴリニューアルにあたり、対事業者様向けのカタログも新規で制作しました。このカタログの企画でもデザインのものさしを駆使しています。CHEERPHONEの使い方やメリットを載せるだけでは、カタログを見た事業者様の心も動きません。

そこで、「事業者」をキャラクター化し、それぞれの強みに対する純粋なセリフを載せてあげることで、より「共感」が生まれるような遊び心を加えました。


グッズ展開で、CHEERPHONEをさらに広げる

ロゴからカタログまで制作を行い、最後にグッズにも展開を広げました。キービジュアルを活かしたクリアファイルも作成し、CHEERPHONEの楽しさ、やってみたい気持ちの輪をさらに広げていきます。

またCHEERPHONEチームが着るスタッフTシャツも作成しました。背面には、お客様の体験がCHEERPHONEによって向上することをお約束する意味を込めて、『Augment Your Experience』という文字を入れています。

CHEERPHONE 公式Webページ
https://www.cheerphone.jp/

クリエイティブディレクション|前田高志
デザイン|前田高志,小野幸裕