たかが名刺、されど名刺。
1枚の名刺が、運命を変えることもあります。


SNSが発達した現代において、名刺の重要性は薄れています。また、名刺は比較的手軽に作れることから自作する人も多いでしょう。もちろんそれも悪くありません。

でも、1枚の名刺で運命が変わるとしたら?

NASUでは名刺をデザインする際、交換した相手が名刺について話をしたくなるような「勝てる名刺」をご提案しています。この記事では、これまでNASUで手がけた名刺の一部をご紹介します。


ストレートに事業が伝わる名刺

クライアント名:
株式会社ミズタニ 水谷様

仕様:
印刷
株式会社羽車( https://www.haguruma.co.jp/store )


クッション 0.8mm

加工
オフセット印刷(両面ともシルバー)
ダイカット加工

価格
300枚 ¥3.9万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
「鍵のことならミズタニ」をストレートに伝わる鍵型に。裏面には「KEY IS MIZUTANI」という言葉を提案しました。水谷社長には名刺を渡す際、「あなたの心のドアも開けられます」と渡してもらっています。初めて会った人でも距離が縮まります。

 

ウィズコロナ時代の握手名刺

クライアント名:
和泉市議会議員 井阪ゆうた様

ご依頼内容:
「究極の名刺をお願いします」とオーダーいただきました。

仕様:
印刷
型抜き印刷ドットコム( https://katanuki-insatsu.com/ )


GAファイル ホワイト 310 kg

加工
オンデマンド印刷

価格
300枚 約3万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
政治家と言えば握手。しかしながらコロナ禍においてはソーシャルディスタンスが徹底され、握手もままなりません。有権者の方と握手するような気持ちで名刺を交換できるデザインを提案しました。

 

情報が1割しかない名刺

クライアント名:
投資家 田口茂樹様

ご依頼内容:
特になし

仕様:
印刷
株式会社 東北紙業社(http://tohoku-shigyosya.co.jp/)


4枚合紙 (サンシオン+GAファイル+GAファイル+サンシオン)

加工
使用加工)
・合紙加工(4枚合紙)
・ビク抜き加工(トムソン抜き加工)
・空押し加工(エンボス加工)

使用版・凹凸共に3mm厚 マグネシウム版 
使用型・厚紙仕様のビク型(トムソン型)

加工注意点)
・合紙を行うと反りが出やすいた、合紙加工後数日プレスをして反りを軽減
・抜き加工は紙が厚いため特殊型を作成
・空押し(エンボス加工は)紙が割れない様に圧力を調整

価格
300枚 約10万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
株式会社エス・エム・エス創業し、メガベンチャーに成長させた田口茂樹さん。現在は投資家として活動されています。田口さんの経歴を知るほどに「名乗る必要がないほど著名である」と感じたため、情報は「田口」だけで十分だと判断しました。4枚の紙を合わせた厚さ3mmの名刺からは、田口さんの人生の厚みも感じられます。



傾けると見え方が変わる名刺

クライアント名:
飲食店経営 中川悟様

ご依頼内容:
傾けると見え方が変わる、レンチキュラー名刺をオーダーいただきました

仕様:
印刷
株式会社マル・ビ( http://www.yosey.co.jp/ )

素材
PET

加工
レンチキュラー 100lpi / チェンジング

価格
200枚 約1万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
傾けると見え方が変わるレンチキュラー名刺です。中川さんが経営している牡蠣のお店「UOICHI」と焼肉店「ニューニクロザワ」、そして中川さんご自身の紹介を一枚の名刺で表現しました。

 


スクリーン型の名刺

クライアント名:
えんどろーる株式会社 endo様

ご依頼内容:
ロゴデザインと一緒にオーダーいただきました。

仕様:
印刷
株式会社羽車( https://www.haguruma.co.jp/store )


黒、ボード紙 464g
白、クッション 0.8mm

加工
どちらも活版印刷+箔押し

価格
黒:400枚 約5万円
白:400枚 約4万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
屋号は「人生のエンドロールに載せられるような仕事をしていく」という意図から。ロゴの作り方の詳細はこちらの記事をご覧ください。スクリーンに見える紙の形は「えんどろーる」という屋号にちなんで。

 


お土産にしたくなる名刺

クライアント名:
ミノペン

ご依頼内容:
自主提案

仕様:
印刷
uchibacoya(https://uchibacoya.stores.jp/

素材

加工
両面印刷

価格
300個 約1万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
幻冬舎の編集者 箕輪厚介さんが所有するペンション「ミノペン」。「都会から離れてミノムシのようにこもろう」のコンセプトからミノムシがロゴデザインに入っています(こちらも自主提案)。ミノペンという非日常の空間に訪れた人が、お土産として持って帰りたくなるものを提案しました。

 


大きすぎる名刺

クライアント名:
コピーライター 長谷川哲士様

ご依頼内容:
ブッとんだ名刺企画にて。


仕様:
印刷
藤原印刷株式会社( https://www.fujiwara-i.com/


ヴァンヌーボV-FSスノーホワイト

加工
活版印刷

価格
100枚 約16万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
オフラインコミュニティNASUギルド(現在はクローズ)の「ブッとんだ名刺」企画にご応募いただきました。コピーライターのコッピー長谷川哲士さんが主催するコミュニティ「コッピーTV工場」の名刺です。210×297mm、A4サイズの大きなブッとんだ名刺となりました。

 


絶対に記憶に残る名刺

クライアント名:
入佐芽詠美様

ご依頼内容:
「名前を覚えてもらえる名刺」とご依頼いただきました。

仕様:
印刷
Super Print( https://www.superprint.jp/ )


スーパープレミアムマットブラック283kg

加工
白インク+レーザーカット

価格
100枚 約1.5万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
アニメーションの特殊効果のお仕事をされている入佐さん。「特殊効果といえば入佐芽詠美」と覚えてもらえるよう、名前を全面に押し出した名刺を提案しました。この名刺自体が特殊効果ともいえます。

 


黒子に徹する流浪名刺

クライアント名:
株式会社LUROW 萩原 清澄様

ご依頼内容:
ロゴデザインとともにご依頼いただきました。


仕様:
印刷
箔押しのズガ( https://www.zuga-haku.jp/ )


キュリアススキン グレー

加工
箔押し 黒ツヤあり

価格
300枚 約3.5万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
屋号の「LUROW」(ルロウ)とは、あらゆる飲食店を渡り歩き、決定的な仕事をしてきた流浪の剣士を意味します。名刺をデザインする上でのポイントは、あえて中央を空けているところ。清澄さんはクライアントの参謀であり、最強の裏方であることに着想したデザインです。

 


ロゴが際立つ名刺

クライアント名:
GOOD AID株式会社様

ご依頼内容:
ロゴデザインと一緒にご依頼いただきました。

仕様:
印刷
グラフィック( https://www.graphic.jp/


ヴァンヌーボVスノーホワイト235kg 

加工
オフセット 特色1色/角丸加工

価格
200枚 2.5万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
GOOD AIDさんの主要事業である「おだいじに薬局」の「お」のロゴデザインが特徴的なので、そのロゴが際立つ名刺デザインにしました。

 


シールになっている名刺

クライアント名:
株式会社タロログ

ご依頼内容:
ロゴデザインと一緒にオーダーいただきました。また名刺は「僕のことを既に知っている人が喜んでくれる名刺を作りたい」「名刺の裏面をシールにしたい」とのことでした。

仕様:

フィルム素材ステッカー(耐水)/合成紙 -白PP- 50平方センチ以内 強粘着

加工
マットPETラミネート/70パス以内/4カット追加/四角形裁ち落とし/裏面印刷:黒(K)1色印刷

価格
300枚 約2万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
ロゴデザインは弟のような「やんちゃさ」と「可愛いらしさ」を打ち出すために、やんちゃなタイプフェイス、ポップな色で表現しています。「タロログ」にもよく登場したフェレットのコタロウが乗っているのもポイント。裏面がシールになっている名刺はなかなかないのですが、試験的に制作している業者さんに偶然出会えたことで生まれた名刺です。

 


背中を押す名刺

クライアント名:
ライター 金藤良秀様

ご依頼内容:
ライターとしての名刺

仕様:
印刷
あさだ屋さん( https://haku-asadaya.com/ )


ケンラン400kg 白×天金加工 金

加工
表面がメタリック黒箔の箔押し    
裏面は天金加工の金と同じ箔で箔押し

価格
200枚 約2万円
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
異業種から転職しライターになった金藤さん。そんな彼の背中を押し、胸を張って自信を持てる名刺にしました。天金加工は「金藤良秀」というすばらしい名前から発想。裏面はnoteのQRコードのみ。文字だけで食べていくという彼の覚悟を示しています。

 

事業が直感で伝わる体験型ジッパー名刺

クライアント名:
渡辺ブルドーザ工事株式会社 渡辺敏弘様

仕様:
印刷
株式会社ダイゲン( https://www.daigen-goushi.com/ )


・オモテ面/ウラ面
ケンラン 黒 225kg
・中面
ニューメタルカラー シルバー 80kg

加工
つや黒箔押し(オモテ面のロゴ)
ジッパー加工

価格
300部 約¥115,000
※価格は発注当時のものになります。

ポイント
シンプルにクールでかっこいい名刺という役割だけでなく、社交の場でも印象に残り、かつ会社の事業や想いも伝わる名刺として、ジッパーの仕組みを使った体験型の名刺をご提案しました。

渡辺ブルドーザ工事の主な事業は建物や瓦礫を撤去し、土地をまっすぐな更地にすること。その事業がジッパーをめくる体験によって直感的に伝わり、隠れていた情報が見えることで楽しい体験へと繋げました。

また、この名刺は社長個人の名刺という位置付けのため、裏面のコーポレートロゴを名前を略したWTTH(わたなべとしひろ)という表記にすることで、オフィシャル感を残しながら、個人名刺としての特徴をもたせました。



NASUがデザインした勝てるデザイン名刺をまとめました。名刺は情報だけでなくコミュニケーションのきっかけになると考えます。コミュニケーションが生まれる勝てるデザイン名刺のご依頼は、こちらから。ご相談だけでも大歓迎です。