2021年12月より、株式会社NASUに中川誠也さん(ニックネーム:マッキー、牧瀬)が、Webデザイナーとして入社しました。


まず、中川なのか? 牧瀬なのか? の名称問題についてですが、牧瀬さんがオンラインサロン「前田デザイン室」に入る際に「Facebook上で知人に知られたくないので、本名を出したくない」という気持ちから「牧瀬」のニックネームを名乗った事から始まっています。

しかし、もはや「中川」という感じがせず、本人も「自分でも牧瀬という存在であるようにしています」と牧瀬を優先して名乗っているので、以降、NASU内では牧瀬さん(マッキー)でいくとのこと。当記事でも牧瀬として書き進めます。

株式会社NASUの牧瀬(中川)誠也です。

ーーーでは、まずは初めに自己紹介をお願いします。

牧瀬:Web制作を7年ぐらいやっております。牧瀬です。えー、……以上です。

前田:早っっ!でもマッキーと言えば、本当にWebだけをやってきた感じだから、イメージ通りだ。

マッキー……、今日服装の感じが違うね。初めてマッキーのこと見る人は、怖いと思っちゃうかも。全然怖くないのに。


牧瀬:えぇっ、本当ですか!? インタビューと聞いておしゃれしてきたんですよ。この日のために古着を購入したのに……!

前田:そうなんだ。でも、その気持ちが嬉しい。



ーーー入社に至るまでの経歴を教えていただけますか?

牧瀬:高校卒業後は、2年間専門学校に行っていました。そこからデジタルサイネージの会社に就職したんですけど、Web系の仕事はあまりなかったし、制作の他にもお問い合わせ対応的な事務的業務も結構あったので、「ここで経験年数積むとヤバいな」と感じて、9ヶ月ぐらいで辞めました。


前田:マッキーは、技術を高めたい人なんだね。


牧瀬:そうですね。このままいくと経験年数だけあって技術がない人になってしまいそうなのが嫌で。

そして、当時「デザインメインのところに行きたいな」って思いが大きくなった事もあって。


前田:なんでWebデザインをしようと思ったの?


牧瀬:当時Webデザインのコーディングは軽くできたんですけど、デザインは全然出来なくて。

なので、最初はコーディングメインで働いていこうと思っていたんですが、転職した先でWebデザインもすることになって。その時に出会った上長が、デザインがとても上手い方で、色々と影響を受けて「デザイン・コーディング両方やっていこう!」と思うようになったのがきっかけですね。

結局その会社には2年ぐらいお世話になっていました。

牧瀬:その次は、もう一社別のWeb制作会社に入社しました。そこがちょっとあの……、うーん、時間を気にせず朝から晩までたくさん働けるような。つまりなんというか……、ある意味素晴らしい会社でして(笑)。

デザインはまだ分かってない状態でしたが、そういう環境の中でコーディングを毎日、毎日やっていたので、コーディングだけは得意になりました。

その会社で1年ほど働いていると「会社を辞めたら、仕事を依頼したい」と言ってくださる方もいたので、これを機にフリーランスになることを選びました。

でも「フリーランスになろう!」という思いがあった訳ではなく、特別就職したい所もなかったので、一回辞めてフリーランスになってみよう……といった感じです。当時は、請求書とか事務的な事ができないから大変で、色々検索しながらやっていましたね。

仕事よりも大切な場所とは!? を求めて。

ーーー「前田デザイン室」に出会ったのはその頃ですか?

牧瀬:そうですね。フリーランスになって半年ぐらいの頃に入りました。

きっかけは、Twitterのタイムラインで「前田デザイン室」のやりとりがしょっちゅう流れていて。「みんな楽しそうなやりとりしてるなぁ」と思っていながらタイムラインを見ていました。

ただ、僕はみんなでわいわいするのが、あまり得意な方ではないです。でも見ていると、やっぱり楽しそうだなと気になっていました。自分が納得して前田デザイン室に入るきっかけとか理由が欲しくて色々検索していたときに、前田さんの「仕事よりのもオンラインサロンの前田デザイン室の方が大切だ」って発言を見たんですよ。

その時の僕は、とにかく仕事がしたかったので、驚きました。自分と全く逆の価値観ってすごいなと思って。「そんなに大切にしているサロンなら入ってみようかな」って思いました。


前田:あれは一昨年だから……、2020年の夏頃かな?


牧瀬:そうですね。ちょうど「24時間マエダテレビ」の直前ぐらいです。


前田:そうか。「24時間マエダテレビ」っていうのは、コロナ真っ只中の中でも何かできないかな? と思って前田デザイン室でやったイベント。24時間連続でウェビナー配信するなかなか狂ったイベントだったけど、最高だった。この事務所の1階のカフェをお借りして配信したんだよね。

「24時間マエダテレビといえばマッキー!」って思い出がある。入って早々に暴れまくっていたからね。マッキーはいきなり現れて、「僕Webサイト作ります!」って言ってくれて。

この夏、本気のお祭り「24時間マエダテレビ」を開催します。テレビ番組的なものを24時間ノンストップで、ウェビナー配信!デザイナーの...

牧瀬:僕は表面的な部分を好きにやらせていただいて、裏側の番組表示とか色々そういうシステム的なことは別の方やってくれました。役割を分担して一緒に作るのが、すごい楽しかったです。


前田:そうそう。「とにかくすごい!」って印象だった。

このイベントをするとき、ホームページが欲しいなと思ってた。でも、どう良いものにしようかのイメージがなかったんだよね。それでマッキーが「やりたい」と言ってくれてお願いしたら、自分が想像してもなかったようなものが出てきて、驚かされた。

そこからじゃないかな? マッキーにはずっと「お任せ」でお願いしているの。いつもちゃんと期待を超えてきてくれるから。

前田:あれもあった!ダサTコンテスト。

「24時間マエダテレビ」の中で、ダサいTシャツを競う「ダサTコンテスト」があってね。オンラインイベントだから投票してもらうためにWebサイトが欲しかったの。それもマッキーが作ってくれた。

いい意味で勝手に提案してくれるんだけど、決して自分勝手にやるんじゃなくて、内容を全部分かった上で、「これが必要だ」を考えた作り方をしてくれるんだよね。


ーーー「24時間マエダテレビ」のすぐ後にあった「株式会社VIEW(ビュー)」のお披露目イベントもマッキーじゃないですか? その時も、前田さんが「マッキーお願いしていいかなぁ」って。

前田:多分その一言だけでお願いしたと思う。「いい感じによろしく」って(笑)。

そんな感じなのに、マッキーも「わかりました!まずは情報拾ってみます!」って、ちゃんとFacebookグループの情報を全部拾ってくれてすぐWebサイトができた。

「24時間マエダテレビ」の時でマッキーの事を分かっていたから、もう全部任せられるんだよね。

前田:コミュニティのなかでは、僕の依頼の仕方に対して「流石に丸投げしすぎじゃない?」と思った人もいたらしい。でも多分マッキーは「もっとこうして、ああして」と言うより「良い感じでよろしく!」の方が力を発揮できるタイプだと思ったからこそそうした。

VIEWの時も細かい事は言ってなくて。「“前田高志”感が全面に出過ぎてるけど、それはそんな重要じゃないよって」注文したぐらい。この作り方が気持ちいいんだよね。

日々クリエイティブな活動をしている前田デザイン室からの緊急速報。記者会見まで開いて伝えたかった発表とはいかに...

前田:僕自身もオンラインサロン「箕輪編集室」でこのやり方だった。箕輪さんのオーダーに対して先回りして作って期待に応える・期待値を超えるみたいになっていたの。その感覚に近いのかも。


ーーーマッキーは、丸投げ方式に対してどう思っていましたか?

牧瀬:「任せてもらえているな!」「じゃあいいのを作ってやろう!」って、燃える感じですかね。楽しくて夢中でした。

「仕事もあるしやばい!」と思いつつも、オンラインサロンで作るものが、自由で楽しくて。「こういう風に作ってみたいな」って考えが、常に頭にありました。

前田:マッキーは、かなりのスピードマンだよね。

「24時間前田テレビ」「ダサTコンテスト」「VIEW記者会見」の後にCAMPFIRE communityさんのオンラインイベント「CAMPFIRE COMMUNITY FESTIVAL」っていうイベントもあった。ここでも番組表と、

11月27日金曜日から3日間に渡って開催するCAMPFIRE Community主催の #コミュフェス2020 の番組プログラム

「ダサT」のWebサイトを作ってくれた。

前田デザイン室からお届けするのは、時代の5歩先を行くダサいTシャツ「ダサT」です。「こんなフェスTシャツはイヤだ」をテーマにこの秋...

Webサイトって、普通作って運用していくものなのに、マッキーが手がけたどのWebサイトもたった1日の為の、花火的なものじゃない? それを作るってそれはどんな感覚なの?


牧瀬:“欲”みたいなものですね。社会人の時に作っていたものって、そこまでクリエイティブなものじゃなくて。「このWebサイト誰が見るのかな……」みたいな事を思いながら作っているときもあって。作っているものに、そこまでの愛も持てなくて……。

でも前田デザイン室に入って「普通の会社で作るWebサイトとかじゃできない、すごい事をやりたいな」って“欲”が強くなったんです。なおかつ、それを人に見てもらって感じられる環境を「技の披露会」という風に捉えていました。見てもらえるのが嬉しいから「次はこんな技使ってみよう。こんなことを試してみよう」という感じですね。


ーーーすごく良いオンラインサロンの活用の仕方ですね。

以前、前田さんが箕輪編集室でデザイナーとして活躍されている時に、「本業と同じことをやるけど、違う筋肉を使ってデザインしている。例えばスポーツやるみたいにいかに早く作れるかとか」みたいな表現をされていて。今のマッキーの話ははそれに似ているなって思いました。

前田:まさにそれ!


ーーーちなみに前田デザイン室に入る前は、みんなでわいわいするのが得意ではないとのことでしたが、入ってみてどうでしたか?

牧瀬:コミュ障気味なので……。でもモノづくりが楽しいって人たちと繋がれるのは、良い機会だなって。オンラインサロンって一つの目的ある訳じゃないですか、そこで集まる人たちと会って話せるっていうのはすごく良いですよね。

前田:マッキーは、シャイだけどすごく人が好きなんだなと思う。

そうだよね?

あ、照れてる!?


好きなだけ良いものを追求できる喜び。

ーーー前田デザイン室で数ヶ月間活躍したあたりから、NASUとしてもお仕事を依頼するようになりましたよね?

牧瀬:そうですね。一番初めの仕事はLUROW(萩原清澄氏が代表を務める飲食店やシェフ、職人のブランディング、PR、新規立ち上げをサポート会社)でした。忘れられないです。

個をエンパワーメントし、食に関わるすべての人々の地位向上を目指す。


ーーーどう忘れられないのでしょう?

牧瀬:最初デザインで、やらかしちゃったなって(笑)。

前田さんから、めちゃくちゃ修正が入りました。前田さん的には名刺とかロゴがあって、それらから展開していく中の一つとしてのWebだったのに、僕がちょっと自由にWebを作りすぎちゃって。だいぶ軌道修正してもらいました。

でもそこからデザインの統一性だったり、いろんなグラフィックとの調和みたいなのを意識するようになって。デザインの作り方・本質的な部分に直面しました。


前田:あぁ、あったね。文字の大きさに関して、めちゃくちゃ細かく言った気がする。それこそ1%刻みで指示した。Webデザインだけど、グラフィックやっているような感じに近くて。動きは最小限位にして「何もしなくても美しい」みたいなサイトにしてもらった。


牧瀬:そのディレクションの細かさは、会社勤めしていた時と全然違いました。それきっかけで、僕もこだわれる範囲が増えましね。

会社勤めの時はやっぱ色々決まりとか、縛りとかもあったりしてそれを守って作るのですが、この時はフリーなので。予算なんかは決まっているけど、時間を短く取ろうか、長く取ろうかとかは僕が決められるわけです。好きなだけ良いものを追求できるっていう感覚でやっていました。

前田:その次にお願いしたのが、レディオブックが主催する格闘技イベント「Breaking Down」のWebサイトだったかな。

「BreakingDown」は、格闘技や格闘家のありきたりなイメージを「壊し続ける」という意味が込められている。成り上がりを狙うアマチュア選手と...

牧瀬:はい。ちょうど「BreakingDown」と「勝てるデザイン」が同じ時期のご依頼でしたね。

案件の時期が、かぶっていたので結構大変でした。ただその大変さは、クリエイティブ的な大変さだったので、自分的には苦ではなかったですね。


前田:『勝てるデザイン』は、僕の初の著書。だからぜひWebサイトも作りたくて、マッキーに依頼した。これ面白い作りになっているんです。ぜひサイトを見て欲しいです。「今年一番のマッキーの代表作にして」ってオーダー出したよね!

書籍「勝てるデザイン」の公式WEBサイト。元・任天堂デザイナーが明かす、「選ばれる」「数字につなげる」ための仕事術41。

牧瀬:はい。嬉しい反面、もうどうしようって感じで……ちょっと戸惑いましたけど 、出来ること以上の事をやろうと!

初めてWebサイトまるまる一個、設計的な事で情報配置を意識して制作しました。自分の中でアドレナリン出しつつ進められた、思い出深いWebサイトの一つです。


前田:「勝てるデザイン」に関しては、すごく抽象的な依頼だったよね(笑)。「文字が降ってきて、テトリスみたいに積み重なって、ボタン押したらボカーンって爆発する」。そんな感じのオーダーだったけど、マッキーなりにこんな形にしてくれたんだなって思います。


牧瀬:オーダーもらってから、サイト制作で協業している友達に急いで連絡して、「こういうのを作りたいんだけど……」と相談しました。友達も「どういうこと?」って言ってましたけどね(笑)。

前田:それやりながら「BreakingDown」のサイトも作ってたんだから、本当にすごいよね。

ーーーすごいと言えば、NASUデザイナーの水上さんが「マッキーは、いい意味で色んな工程をすっ飛ばしてるから早い。マッキーが特別なんですよ」と言っていたことを思い出しました。

前田:それ!!!!

前田:例えば「パンフレット作ってください」って場合があるとして、原稿をもらって構成を決めてもらってから着手する人が多いけど、僕は全く何もない状態でも「こんなのどうですか?」ってある程度形にしてから話を進める。マッキーもいつも後者のやり方でやってくれる。


ーーーある程度動きを予想して先回りしてやっているって事ですよね。

前田:そう。それから、マッキーにこれコーディングしてと頼むと、良い意味で言われたままやらない。こっちが言っている意図を汲み取って、例えばフォントとかもう少し小さい方がいいなって感じたら、そういう調整も自分で判断してやって「こうですよね」って提案してくれる。先回りしてくれているんだよね。


ーーーマッキーは仕事の仕方として意識していましたか?

牧瀬:いや、あんまり自分ではピンときてなかったです。提案の時点でタタキ的なものは別で作って、そこから話を始めていますけど。


前田:本来はやりとりがもっと増えるところを、マッキーは意図を汲み取る為に距離を詰めてくれる。だから、全体の時間が短くて良いものが作れるのかなって感じています。

一番初めの仕事、LUROWの経験が生きているんだなって思う! 文字の大きさとか、本当はあんまり言いたくないけど、そういう部分全部汲んでくれる人がやっぱり強いからね。Webデザイナーもグラフィックデザインは勉強しないとね。それができたらめちゃくちゃ重宝されるよ。


牧瀬:でも、事あるごとに「あぁ、また指摘された。もう仕事こないだろうな……」って思ってましたよ。

前田:それは精度を上げてきてくれているから、期待値が上がってるんじゃん!

NASUに入りたいって思ってくれた時も、グラフィックとかWebデザインじゃなくて“デザイン”っていう本質の部分を磨きたいって思って入ってくれたのかなって思った。

日本一のWebデザイナーになる!

ーーー入社の経緯を伺いたいのです。直接のきっかけは、前田さんがツイートでメンバ―募集してたからですよね?

牧瀬:そうです。その前段階として、言葉にするのは難しいですけど……。ある程度フリーで生活できるようになってきたので、お金じゃなくて、関わっている人全員が強い思いを持って働くっていうのが、僕の中では大切になってきたんです。

ミット打ちみたいな、本気で殴れる環境を次第に求めるようになって。でもその思いは前田さんとお仕事していく中で気づいた事で、本当はもっとNASUで仕事したいなと思っていました。でもWedデザイナーの募集は多分ないだろうなと思っていたけど、ある日「Webデザイナー募集」ってツイートを見て!「これは先に誰かに入られたら、もうヤバイ!」と思ってすぐ応募しました。


前田:Twitterで、NASUってWebデザイナー募集するんだってびっくりしたんだ?


牧瀬:はい。その後すぐ「興味あります」ってツイートして。

落ちるだろうなって気持ちと、もしかしたら受かるかなって気持ち半々で、すごくドキドキしていました。


前田:マッキーがツイートしてくれた時、NASU社内では「マッキー反応してくれてる!」って盛り上がったんだよ。勝手な思いこみだったんだけど、マッキーはフリーランスの環境を好んでいるんだろうなって思っていたから。

風貌も正社員って感じとは少し違うし(笑)。自分の道を極めていく人なんだろうなって思っていたから、驚きと喜びだった。

牧瀬:あ、でも、心の立ち位置はフリーランスの気持ちのままでいたいなぁと思っています。自分の居場所はどう作るか?と考えたら常にバリューを出さないと。


前田:ストイックさがマッキーっぽいわ。その後すぐ話をして「関西に来れる?」とか給与の面とか、結構すぐ具体的な話になった。

その時に、「将来どんなデザイナーになりたいの?」話になってね。


牧瀬:今、日本にいるとても力強いWeb制作会社の皆さんの事をすごく尊敬しているのと同時に、もうすごいジェラシー感じていて。いつかそこに雷を落としたいなと思ってますと言いました。


前田:そうそう。それでじゃあ「NASUで一緒に日本一目指そうぜ!」って話になったの。そしたら「日本一目指してやります」って応えてくれた。

ちょうどその頃、悔しいことがあって。NASUがロゴとかでグラフィックでブランドを作ってきたのに、WebをNASUじゃないところが作ったら「ビジュアルがなんか違うな」って思ったんだよね。だからWebデザイナーを募集したの。

だからマッキーが入って「NASUってWebもすごいんだ」って思われたい。

NASUの「勝てるデザイン」は、Webでさらに勝てるようになる!


牧瀬:はい!頑張ります!


NASU代表 前田高志より

ーーー3月までは福岡からのリモートになりますが、12月から入社し、NASUで働いてみてどうですか?

牧瀬:本気でやれているなっていうのがあるし、普通に楽しいです。


前田:今はいつもZoom越しだけど、笑顔がかわいいよね! しゃべり出したら和む。


牧瀬:ありがとうございます(笑)。

ーーー前田さんから今後のマッキーに望む事は?

前田:デザイナー日本一を目指すのはもちろんなんだけど、それ以前にデザイナーとしてWebにこだわらず色々とやって欲しい。

パンフレットとか、ロゴとかやっても良いと思う。ちょっと勿体無いかもしれないけど、でもそれがWebに生きてくるから。


牧瀬:わかりました!絶対無駄にはならないですし、グラフィックも出来たら出来たで違う道が開かれると思うし、この環境に身を任せるだけですね。


前田:Webデザイナーで活躍している人ってテクニカルな部分をとったら、結局デザインができる人だからね。大谷みたいに二刀流でいこうよ。


牧瀬:頑張ります!!



前田:あ、あとね。すごい働きたい意欲が強すぎて、身体壊したりしないか心配。「土日も前田さんと働きたいです!」とか言ってくる(笑)。もちろん嬉しいけど、気持ちに遊びを持って欲しいんだよね。

何か趣味とかないの?


牧瀬:趣味という趣味は……。一時期二、三ヶ月くらいスロットとかに行ったりしていました。あと、今はしてないんですけど一年ぐらいロードバイクに乗ったりしていました。


前田:アクティブなのね!でも今日の服装、ギャンブル好きっぽい感じしてる(笑)。昔部活とかは何やっていたの?


牧瀬:中学の時は卓球部でしたね。


前田:キタコレ!!待ち望んでた対戦相手!!

……と言いたいところだけど、(小声で)左手で対戦お願いします。


牧瀬:(笑)。

前田:良い仕事をするためには、良い抜きも必要だよ。最近、真面目すぎてしんどくなる人が多いような気がする。

マッキーもストイックだから風船がこう膨らんで破裂する前に程よく空気抜いて、大きさをいつもキープできるようにね。僕なんて、この前漫画大人買いしてポテチ食べながら1日ダラダラ過ごしたよ。


牧瀬:僕全然苦じゃないんですけどね。程よく気を抜きながら、頑張って行きます!






〈文=ワタナベミユキ(@wata_m_sn)/  編集=浜田綾(@hamadaaya914)/ 撮影=吉田早耶香(@_re44)/ レタッチ、バナーデザイン=小野幸裕(@yuttan_dn52)〉