プロフィール写真、第4弾。女性ライターはキレイに撮影しない。
NASU代表、前田高志の旧ブログより転載した記事です。現在は休止中のサービスですが、ご興味のある方はこちらよりお問い合わせください。
アートディレクター/グラフィックデザイナーの前田高志です。
またまた写真のお仕事をさせていただきました。調子乗って「プロフィール写真&ディレクション」第4弾です。
早速ですが仕上がったプロフィール写真がこちら。
今回はライターの浜田綾さん。インテリア・子育て・外壁塗装・税理など様々な分野のWebライティングの仕事をされています。
また自身で「はらぺこかぞく」というブログを運営。さすがはライターさんで彼女の文章はスラスラ読めるのはもちろん、感性豊かで思慮深くいろいろ気づかされる。
また、非常に人柄もよくサービス精神旺盛、仕事にたいして誠実。さらに人の魅力を引き出すのに長けている。
実は前に浜田さんにインタビューしてもらい、前田の魅力を存分に引き出してもらった!必読!
昨年まではブロガーとして主に活動してきた浜田さん。最初のブログのデザインは彼女なりに見せ方を考えてつくっていたものの、見せ方もったいないことになっていた。
「もったいないです。もっとこうしたら、あーしたら・・・」とダメ出しをしまくってるうちに、ブログのデザインを改善したいという依頼をいただいた。こういうもったいない人にはダメだしが止まらなくなってしまう・・・。
その時の依頼も浜田さんが記事にしてくれています。
イラストメインのサイトに変えてから、半年ほどですっかりライターさんになってしまった。イラストはブロガーとしてチューンナップして仕上げたものなので、ブロガー仕様のデザインが合わなくなってきた。
浜田さんも自分で気がついたようで、「ライターとして信頼感を高めるたい。顔を出して活動したい。」とプロフィール写真を依頼していただいた。
これまでは↑のような写真を使っていて顔出しはいっさいしてこなかった。はじめての顔出し。そして、女性。
これはヘタな写真にはできない。なかなかのプレッシャー!!でも、こういう仕事が燃える。
浜田綾さんのサイトの課題点
- ライターというのがわかりにくい
- 色がポップすぎる
ライターとして、「誠実さ」「文章の重み」「知性」をもっと伝えるべき。そう考えました。
ひとつの大きな課題
撮影前から懸念してたことがある。浜田さんがなかなかの「美人さん」だということ。美人を撮影するとどうしても「どうだ感」で出てしまうのである。
「この人、自分のこと大好きだなぁ」という感じには絶対したくない。美人をキレイにかわいくに撮るのは割と簡単です。ライターとしてどう見られたいか?というイメージをコントロールするのが今回のミッションである。
服装
服装は、誠実さのイメージで白のブラウス。女性ならキレイでかわいく撮られたい心情だと思うが、おしゃれでかわいい必要はない。要はライターとしてどう見られるか。
場所
場所は図書館かカフェがいい。自宅というのも考えたが、アンバーな色の世界感を使って「知性」を感じさせるものにしたかった。
ベストは古びた図書館だが撮影するのはなかなか難しい。今となってはカフェのライトな印象の方がかえってよかった。 伝えるべきイメージとして浜田さんにこう提案した。
表情のこだわり
表情にこだわった。先に書いた「どうだ感」を出さず「知性」を感じさせるためにかなり難しい要求をした。
笑った後、口を閉じる瞬間です。ほんのりニッコリくらいの笑顔が撮りたいです。
浜田さんは「そんなもんできるかい!」と内心つっこんでいたと思うがしつこく要求に快く付き合ってくれた。結局は雑談しながら隙を見てシャッターを切った。
というわけで現在、はらぺこかぞくライターの浜田綾さんのTOPページは のような感じになっている。
イラストを使う。
イラストを残したいという浜田さんの要望に答え、うまく着地できた。浜田さんのポーズはイラスト「ペコ」のボーズになっている。
また、「浜田綾」の名前のところは原稿用紙のイメージでライターらしさを演出した。
アートディレクションであなたの魅力はもっと伝えられます。間違った見せ方をしている人は逆宣伝です。
サイトを良くしたい方、プロフィール撮影&WEBサイトのアートディレクションのご相談をお待ちしています。