NASU代表、前田高志の旧ブログより転載した記事です。「NASU CREATOR’S DIRECTION」は現在休止中のサービスですが、ご興味のある方はこちらよりお問い合わせください。

前田高志がコンサルティング対談を行い、その様子を記事にする企画「NASU CREATOR’S DIRECTION」。今回で3回目です。

今回の対談は、映画『アルキメデスの大戦』のグラフィックレタッチを手がけたことでも有名なレタッチャー大谷キミトさんと行います。

NASUの事務所で対談することが多いこの企画。今回は前田さんが、対談のお相手大谷さんの活動拠点である北海道に出張していたときに行われました。というわけで「NASU CREATOR’S DIRECTION in 札幌」の様子をお届けします。

ちなみに、この写真はキミトさんにレタッチしてもらってこんなに美しくなりました。before・afterをご覧ください!

<before>

<after>

レタッチャー 大谷キミト

1980年生まれ、北海道室蘭市出身。
札幌で3DCGを学んだのち上京し映像会社、建築広告会社、エンターテイメント会社を数年間わたり歩き映像、広告、企画、写真を学ぶ。

その後北海道札幌市に戻り、デザイン会社にてレタッチサービスを立ち上げ個人から大手有名広告、タレント、モデル、化粧品関連など多数の広告ビジュアルを手がけ、約9年間レタッチサービスを運営。

2015年にフリーランスのレタッチャーとして独立し札幌にて「NORD WORKS」を設立。単純な写真の修正だけではなく、加工や合成を駆使したビジュアルデザインを得意とし、webや映画、舞台、イベント等広告のメインビジュアルも多数手がける。

映画『アルキメデスの大戦』を含むポートフォリオはこちらから。
(ただし、掲載できる案件のごく一部だそうです。)



これは……コンサル対談だったんですね!!

前田:この度はありがとうございます。コンサル対談を記事にする企画です。

大谷:そっか、コンサルだったんですね。よくわからないまま申し込みました(笑)。

前田:キミトさんは、いつもすぐに面白いものに飛びついてくれるんですよね。

僕のオンラインサロン「前田デザイン室」で作った雑誌『マエボン』、書籍『NASU本 前田高志のデザイン』両方にキミトさんは広告を出していただいている。

本当にありがたいし、いい意味でかなり変な人です(笑)。

左:NASU本、右:マエボンの大谷キミトさんの広告ページ

大谷:かなりやばい人ですよね(笑)。

前田:僕にとっては感謝しかない!

そうやって面白がって飛びつくっていいですよね。僕も普段そうしているので、同じようなスタンスの人がいてくれて嬉しいし尊敬しています。大谷さんは、コンサルするまでもなくレタッチャーとして実力もある。自分でプロモーションもしてイベントもやってらっしゃる。

だから、コンサルをする必要はないと思います。

大谷:あ、終わっちゃう(笑)!

前田:これで終わりたいと思います。

実は前回、長嶺圭一郎さんの話を聞いたときもこんな展開になりました(笑)。



広告を買う理由は、レタッチャー大谷キミトの存在を発信するため。

前田:キミトさんを見ていて困ってる様子はないけど、せっかくのコンサル対談ですしいろいろお話聞かせてください。改めまして、大谷さんには毎回広告を買っていただいていて僕としては感謝しています。これって何か理由があってですか?単純に興味があって聞きたいです。

大谷:理由かぁ。まずは単純に面白いからです。

それから、私やレタッチの存在を知ってもらいたいからです。ブランドやなんでもそうだと思うのですが、この材料はどこからきて、どうやって生産されたのかみたいな歴史を知るとより好きになりませんか?

私の職業はレタッチャーです。

レタッチと言えば一般的には写真加工のイメージが強いかと思います。ただ、私が心がけているのはレタッチは「見せたいもの、伝えたいことを鮮明にすること」です。

レタッチといえば写真修正。つまりゴミ消しやただの不要物除却のイメージが強いかもしれないがそれは間違い。レタッチは「見せたいもの、伝えたいこと」を鮮明にする作業

ゴミ消しは、ただのゴミ消しではない。 レタッチはビジュアルデザインだ。

大谷:これって完全なる裏方のお仕事です。

だからこそレタッチというものがあって、それを仕事にしている人がいて、どういう考えでやっているかを知ってもらえるともっと好きになってもらえるかな?と思って発信しています。

広告を買ったのもそれが理由です。前田デザイン室のような、デザイナーさんのオンラインサロンが作る雑誌や書籍であれば、私のようなレタッチャーがいることを知ってもらえるかなと思って。自分に遠いものってあんまり興味がわからないですからね。

前田:なるほど。そういうことでしたか。最近、「これからのデザイナーに必要なスキルは“興味を奪う”“脳に侵入する”ことだ」というnoteを書いたんです。同じようなことですよね。いつの間にか自分ごとにするってことですよね。

大谷:そうそう、自分ごとなんです。どう伝えるのか?を意識しながらやったほうが広まりやすいし。そういう活動の一環で広告を買いました。



「なにを伝えたいか?」を聞いた上で「何をどこまでやるか?」を決める。

大谷:今日はポートフォリオを持ってきました。と言ってもオフレコの案件が多いのですが……。

大谷さんの掲載OKの制作実績の一部
大谷さんの掲載OKの制作実績の一部

前田:わぁ、これアートディレクターも勉強になりますね。作ったものを見せられると改めて唸ります。

大谷:ありがとうございます。「広告として何を伝えるべきか?」はしっかりやっているつもりです。グラフィックデザインもビジュアルデザインもそこは同じかなと。

前田:確かに。特に写真をどこまでいじって良いかとか参考になりました。

髪の毛とか迷うんですよ。いわゆるアホ毛とか。

大谷:人の写真で綺麗に見せるなら髪の毛の処理、特にアホ毛の処理はかなり大事です。

「なにを伝えたいか?」を聞いた上で「何をどこまでやるか?」を決めています。

前田:確かに。お客さんは最終形しか見ませんしね。

大谷:そうなんです。なぜレタッチをするかというと、その写真の「見せたいもの、伝えたい事」がより伝わるようにするためですからね。

前田:ですね。「そこまでやるんだ!」っていう天井が、今伸びました。



映画の仕事を増やしたい!

前田:そもそもレタッチって、どこから始まったんでしたっけ?

大谷:もともと私は札幌のCG専門学校に行って、その後東京のCG会社を3〜4社渡り歩きました。だけど周りが凄すぎてくじけてしまったんですね。こんなすごい人たちには絶対に勝てないって思いまして。(笑)
そこで3DCGは引退しました。
何をやろうかしばらく悩んだ結果、得意だったフォトショップを使い、好きだった写真と広告に関わる仕事をしたいと思いレタッチャーに転身したというのが始まりですね。

前田:そうだったんですね。で、映画も好きだったんですよね。

大谷:好きでしたね。なんせCGをやるきっかけが『ジュラシックパーク』を観て衝撃を受けたことがきっかけでしたから。小学校6年生か中学生くらいのことです。

前田:なるほど。キミトさんで映画と言えば、『アルキメデスの大戦』でのグラフィック制作の実績ですよね。これはすごいよ。映画のお仕事は初めてですか?

大谷さんのホームページより、ポートフォリオ画像をお借りしています

大谷:いや、実はこれ以前もあります。ただ実績としては公開できないものなんですよ。だから今回のように実績を公開していいってかなりありがたいです。

前田:そうでしたか。『アルキメデスの大戦』のグラフィックって、壮大なスケールのグラフィックを扱う作品だから、まさにやりたかったことじゃないですか?

大谷:ドンピシャです。ああいう仕事ってあんまりないですから。

前田:だからコンサルすることないと思うけど、でもキミトさんが映画の仕事をいっぱいやりたいと望んでいるなら、ここ大事ですね。どうしたらいいのかな。

映画監督に……、

大谷:なる??

前田:いや、ならなくていいですけど(笑)。

「こういうのやってました」ってことを映画監督に知ってもらえたら、絶対映画の仕事増えますよね。

大谷:そうですよね。

『アルキメデスの大戦』の山崎監督はtwitterで私のことを紹介してくださいました。それで結構知られるようになりました。ありがたいです。

前田:いいですね。だからそんな感じで、普通に映画会社に言ってみてもいいんじゃないですか?映画のお仕事来そうですよね。

大谷:次はSFとかヒーローものとか特撮の映画広告の仕事がしてみたいですね。

前田:いいですね!言った方がいいですよ絶対。言いまくってたら来ますよ。

大谷:確かに。

あと勝手に作って出して目に止まれば、本当に来る可能性がありますよね。『アルキメデスの大戦』もロボットのグラフィックを作って出していたことがきっかけで、お声がけいただきました。

大谷さんがが制作したロボットのビジュアル

前田:それ、すごいですよね。これは、映画の仕事を意識して出していたんですか?

大谷:全く(笑)。

確かに「映画のようなワンシーン」という設定で作りました。だけど映画の仕事を取ろうという意識はなかったです。

前田:そうなんだ、それが意外。映画の仕事をやりたかったのでは?

大谷:そうですよね、なんでだろう。

このロボットのグラフィックは「ロボットの作品作りたいな」という単純な衝動のみで純粋に楽しみながら作ったんですよ。制作過程をnoteにまとめたりもしました。そこまで深い考えはなくて。

あと映画の仕事はやりたいけれど、他にもやりたいことがまだいっぱいあるんです。

それなりに稼ぎたいですし、あと学校を作るビジョンもあるんです。その辺をフラフラしながら、普段の仕事もこなしながらやっていたので。映画一本でいくかと言われたらなぁ。

もちろん映画の仕事は、すごくしたいです。

前田:そっか。学校を作るのがビジョンだから、そこに映画が入ってこなかったんですね。でも映画の仕事をすることが学校を作る近道だと思います。

大谷:それは確かに。

前田:だって「あの有名な映画のレタッチをやってるキミトさんだ!」と認知されたら注目度が大きいですよね。

大谷:はい。だから今回『アルキメデスの大戦』をやらせていただけて、かつ実績としても公開させていただいたことはものすごく大きいです。



今後の戦略、映画の仕事を増やすには?

前田:なるほど、じゃあまだまだできることはありそうですね。

大谷:はい。ただ映画の中でもジャンルがあるじゃないですか?私の場合は爆発とかSFとか、そっち系かなと。

前田:ハリウッドですよ、だから。マーベルへ行きましょうよ。あれも国によってカスタマイズしてるらしいですよね。もしくはカズオオモリさんみたいにアメリカに乗り込むか。僕は今日コンサルということでお話しているので、映画=大谷キミトで押し出すことをおすすめします。映画売り込みしてないのが不思議です。絶対やった方がいい。

大谷:もしやるとしたら。どう攻めたらいいですかね?

前田:発信するだけでも違いますよ。

「これがやりたい」と言い続けるんです。

前田:僕は「本の装丁やりたい〜」って人に言い続け、ツイートもしまくりました。

前田:だって装丁の仕事ってなかなか来ないんですよ。

決まった人にお願いすることが多く、狭い世界らしいです。だから出版社からは依頼が来ないんです。でも違うルートで幻冬舎の本の装丁をやらせてもらって、今はコルクインディーズの装丁させてもらってます。今で3冊目。インディーズから攻めるのもありかも?

大谷:確かに。

「言う」って本当に大事なんですね。

前田:そうです。

僕、昔ホリエモンチャンネルで堀江さんに相談したことがあるんですよ。すると「デザイナーはベンチャーを狙え」って言われました。ベンチャーで手弁当でデザインをしまくる。で、「この人はデザインすごい人だ」と認知してもらい仕事に繋げては?と言われました。

振り返ってみれば、箕輪編集室で僕がやっていたことってまさにそれなんです。箕輪編集室をベンチャー企業に置き換えれば完全にそう。僕のことを知ってくれる人が増えましたからね。だから小さいところから攻めるっていいんじゃないかなぁ。もちろんキミトさんの場合は実力がすごいから、大きいところを攻めてもいけると思う。とにかくいろんなことを試すことです。意外と試してないんですよ。それは僕も同じです。試せることは、まだまだありますよ。

大谷:ですよね。いっぱいあるなぁ。

前田:一番大事なことを試さないといけないのに後回しにしちゃいがちでしょ?

大谷:しちゃいますね。

前田:一個だけでもいいから「今月はこれやってみよ」って試すっていうのを決めるといいかもしれません。「学校を作る」って活動は今されているようなので、もう一つは「映画」という軸を作るとかね。

大谷:映画の仕事を取るための戦略ですね。

前田:そう。まぁそこまで戦略的にならなくてもいいけど大谷キミト=「映画のグラフィックを作る人だ」という認知が広まればなと。コンサルするとしたらそこです!

好きな映画監督のことをつぶやいてみたらどうですか?もしかしたら本人でなくても誰かが紹介してくれるかもしれませんよ。

「僕は餃子が好き」って常々つぶやいているから、今回餃子プロジェクトのお声がけしていただきました。その視察で今札幌にいますからね。

大谷:なるほど。確かに。

私は椅子マニアなんです。椅子が大好き。

前田:そうですよね。マエボンの広告にも椅子がならんでますもんね。

大谷:椅子を仕事にしたいと思ったことはないけど、椅子は好きなんです。

前田:3Dができる人だから、椅子のデザインできそうですよ。キミトさん。キミト椅子。

大谷:なるほど、そっか。デザイナーに転身!?

前田:キミトさんの肩書きはレタッチャーですが、そこにこだわりすぎなくて良いと思ってます。プロジェクトごとに肩書きが変わってもいいかなと。

大谷:確かに。コンサルすることもあります。個人や企業に向けてのコンサルをやってます。

前田:ほら、実践されている。だからこのままで十分です。

ただもっと解像度をあげたら、より加速しそうですよね。今おいくつですか?

大谷:38歳でもうすぐ39です。

前田:まだ全然いけますよ。けど。40歳からもっと油に乗るだろうから、解像度あげていきましょう。

突き抜けますよ。



一番やりたいことは「やりたい人の後押し」

前田:映画を攻める以外には、先ほどから話に出てる学校ですね。その話を詳しく聞きたいです。

大谷:単純に「やりたいことは?」と聞かれたら「世の中みんなが楽しく生きられればいい。」と答えます。

でもそれだと広いから、「なんでもいいから好きなものを見つけて、楽しく生きられればいい」というのが理想なんです。夢中になれるものを見つけると人生楽しいじゃないですか。

私が人に影響を与えられるとしたらレタッチです。だからレタッチで面白いことができればいいし、やりたい人がでたらいいかなと。

前田:そのギバー精神、人のために尽くすところがすごいですよね。無料セミナーもよく開催されていますよね。東京で開催されているセミナーもそんなに高額でない。ノウハウ満載のnoteの記事も安いでしょ?1000円〜2000円くらいで買えちゃう。それは大谷さんが築いてきたノウハウなのに……。

大谷:20年やったからこそのものです。本当はあんまり安くしたくないけど、まずはそうしないと見てもらえないから。最初は無料にしたりします。一番の目的は「知ってもらう」こと。こういう仕事があるんだって気づいてもらうこと。

前田:そっか。レタッチの面白さ、価値を伝えるためにやってると僕は思っていました。

大谷:それもありますよ。

前田:それもありつつ、さっき言ってた「夢中になるものを見つけるヒント」のためにやっているんですね。

大谷:大元はそうです。

前田:なるほど。

じゃあセミナーやnoteで情報を教えてあげることに加えて、キミトさんを知ってもらうとしたらやっぱり映画ですよ。学校作る近道は映画です。そうすれば人は集まります。

今度こそ、以上です(笑)。



終わりかと思いきや……キミトさんの学校の名前を考えることに!

前田:あ、ちなみに学校の名前は決まったのですか?

大谷:いえ。まだです。

前田:じゃあ、せっかくだから名前考えてみましょうか!!

大谷:え、いいんですか?ぜひお願いします!今の屋号「ノルドワークス」も法人化するなら変えてもいいなと思っています。学校も。学校の名前と法人の名前は別でもよくて。

前田:博報堂に入った大学の同級生がいるんです。代官山蔦屋で対談しました。彼は賞をたくさん獲ってすごいデザイナーなんですよ。「やめないの?」って聞いたら「屋号がみつからないから、今はまだ独立するときじゃない」と言ってました。屋号って志だと思うんです。

大谷:なるほど。

前田:学校は、なぜやりたいんでしたっけ?

大谷:後押ししたいからですかね。背中を押したい。

前田:レタッチを学びたい人の?

大谷:レタッチに限らず撮影もイラストも。講師を呼んでもいいと考えてますから。

前田:そっか「夢中になれることを応援したい」んですよね。

大谷:やろうと思っても、なかなか1歩踏み出すのって難しいじゃないですか。そこで背中を押せたらなと。

前田:夢中ね、夢中。

大谷:夢中になったら人生が豊かになるかなと。割と大変なことでも乗り切れるはず。わかりやすい名前で伝わるのがいいなぁ。NASUとかまさにですよね。

前田:夢中ね。学校の名前……。

今名前なんでしたっけ?

大谷:「ノルドワークス」です。

一応意味はあるのですが、もう少し考えて意味が伝わる名前をつけたいなと思っていまして。

前田:なるほど。

キミト

卵の黄身

あなたと君と 

kimi and co みたいな。

レタッチ……

レタッチってなんだ……

よりよくする……

いや、より伝わる……

世界を造る。

難しいなぁ。範囲が広いから難しいのかな。「後押し」の範囲が広いかなかなぁ。若者対象ですか?

大谷:でも若くなくても夢中になりたい人は応援したいです。

前田:夢中になれることを見つけられてない人が見つける場所ですよね。

夢中人。

大谷:夢中人!!

前田:で、宇宙人みたいなグラフィックなんです。夢中人を作りたいから。

いや違う。いい名前浮かんでこないなぁ。

キミート。

レアな感じ。

難しいなぁ。


うーん、ビッグバレー!!

大谷:ビッグバレー??

前田:大谷を英語で言い換えました。

大谷:勢いで言ってますか(笑)!?

まぁでも、そんな簡単には難しいですよね。

前田:学校の名前と会社の名前は、分けた方が良いと思います。

大谷:ですよね。学校の名前はもっとゆるくていいかなと。「レタッチ塾」くらいの。

前田:そう。お客さんが入りやすい名前にしておいて、会社の屋号は信念。大事にしていること。くじけそうになるときに支えにしていること。

大谷:今のサイトには「心を動かすビジュアルを」と書いているんです。作るときも教えるときも「心を動かす」を重要視しているんです。

前田:激しく動かしたいんですか?

大谷:激しくというか、広告って「いいな」と思って買うじゃないですか?それに「レタッチをやってみたい」って思ってもらいたくて。

前田:なるほど、機能を大事にしているんですね。

大谷:いやぁ、前田さんすごく一生懸命考えてくれてますね。嬉しいなぁ。

前田:

レタッチ王。

爆笑)

大谷:今、これ言う前に悪い顔してましたね、前田さん(笑)。

前田:いやぁ、来ないんです。いいのが。

心を動かすかぁ。

ハート……

マインドコントロール!

株式会社マインドコントロール。

大谷:あやしい(笑)!!

前田:難しい、全然出ない……

あ、君と僕は?

「株式会社キミトボク」

大谷キミトのさんのお名前と、「一人一人向き合って〜」の意味があります。

それで、学校の名前を「キミの学校」にしたらいいじゃないですか?

大谷:「キミの学校」いい!

前田:「株式会社キミとボク」で「キミの学校」です。

あ、きましたね!

大谷:いいですね。自分ごとになる。

前田:会社名はちょっと違うかもしれないけど、学校名は「キミの学校」がいいと思います。この名前自体がクリエイティブだと思うんです。

あ、「キミの会社」の方がいいかも。

キミの会社のように仕事します。

キミの会社の一部になります。

取引先の人にも「あなたの会社だと思って一緒にやりましょう!」って言えるでしょ。

大谷:それいい!めっちゃクリエイティブ。

前田:どの会社とも仲良くなれる会社。

そして、キミトさんの名前も伝えられる。

うん、めっちゃいいな。

ああ、よかったコンサル記事まとまりましたね。

大谷:はい、すごいです!ありがとうございました!!






<聞き手=前田高志/撮影=岩佐百合子/構成・編集=浜田綾 >