DXサービスを超えた「DX “コンシェルジュ”」、サービスの魅力をわかりやすく再定義したデザイン

株式会社COEL

概要

株式会社COELが提供するDX支援サービス「mixsol(ミクソル)」のブランドコミュニケーション設計とサービスサイトをリニューアルしました。COELは1995年10月に設立し、主に中堅企業のバックオフィス業務を支援するデジタルソリューションを提供しています。2024年4月には、社名をITCSからCOELに変更。COELには『お客様の期待値を”超える”仕事がしたい』という創業からの想いを込めているそうです。

社名変更に際して、主力サービスのmixsolとmanageもロゴ変更になりました。サービスロゴの二つのドットは、「寄り添う人」を表現しているそうです。会社としても、サービスとしてもサポート、寄り添いを大切にされています。

プロジェクトのはじまり

柔軟さが強みゆえの、サービスの魅力を伝えることの難しさ。

mixsol(ミクソル)は、奉行クラウド・kintone・Salesforceなどの業務システムを最適に組み合わせ、シームレスに連携させることで、お客様の業務課題を解決するDXソリューションです。しかし、その魅力をお客様に適切に伝えることが課題でした。

 

なぜなら、mixsolは企業ごとに異なるニーズや課題に合わせて、サービスを組み合わせることが価値である。つまり柔軟なサービスであるがゆえ、様々なケースがありすぎて、一言で魅力を伝えるのが難しいからです。

 

COELの皆様は手厚いサポートで、説明が難しいという課題を解決していましたが、人員と時間には限界があります。そこで、mixsol の価値を“一目で理解できる”ブランド表現を確立し、サポート工数を減らしながら新たなリソースを確保できる体制づくりが必要でした。

NASUの目論見

「話がはやいDXコンシェルジュ」 としてブランド再定義

NASU独自のヒアリング、コンセプトワークを通じて見えてきたmixsolの価値は、 「課題を掴む力と手厚いサポート力」 にありました。

 

そこで NASU は、mixsol のクリエイティブコンセプトを 「話がはやいDXコンシェルジュ」 としてブランド再定義し、「Catch the Core. Be Fast.(課題のコアをつかみ、速くあろう。)」というタグライン(お客様への約束)を策定しました。

 

 

目論見に基づいた制作物のご紹介

コンシェルジュ=本質を掴む力、手厚いサポート力の象徴

mixsol はツール導入だけでなく、課題発掘から運用定着まで伴走する“DXコンシェルジュ”です。つまり、mixsolの本質を言い表す言葉は、「サービス」を超えた「コンシェルジュ」である。その価値をわかりやすく顧客に伝え、自走的に価値を理解してもらうためにコンシェルジュのイラストを用いたキービジュアルにしました。

コンシェルジュのイラストは、mixsolのサポートが手厚さ、上質さを伝えるために、キャラクターの足元を鏡面反射させ、高級感を表現しました。イラストがあると親しみやすさを出すことができる一方で、サービスの質の高さも伝えるためです。

mixsolの肝は、「サービスの組み合わせ」「コンシェルジュ」

Webサイトでは、メインビジュアルで、mixsol=DXコンシェルジュということを定義。その下では、mixsolとは何か? を端的に示すビジュアルをデザインしました。

兼ねてからの課題で、mixsolは「奉行クラウド」や「kintone」などの類似サービスだと捉えられていました。しかしmixsolはそれらの類似サービスではなくて「会社ごとに組み合わせて業務効率化をサポートする仕組みを作るサービス」

ポイントは「サービスを組み合わせることで実現する効率化」なのです。そのことを端的に伝えるために、パズルのイラストを用いて「サービスを組み合わせること」かつ「専任のSEがサポートすること=コンシェルジュ」が伝わるデザインにしました。

マクロな視点とミクロな視点でサービスの魅力を伝える

従来は1ページだったWebサイトのページ構成を見直し、サービスのトップページでは、mixsolの価値、端的な説明などマクロなコミュニケーションに特化。

サービスを柔軟に組み合わせた提案ができる点は、ソリューション別ページを新設し、個別課題に即した詳細情報を掲載しました。

どう業務負担を削減し、どう効率化できるのか?をわかりやすく

それぞれのソリューションページでは、ソフトを組み合わせることで、どういう業務負担を削減できるのか? アイコンイラストを用いてメリットを最初に伝える構成に。

その下には、mixsolを導入するとどういう点で業務を効率化できるのか? をわかりやすく説明しました。

各ページの説明において「話が早い」に欠かせないイラストも、Webサイト全体の世界観に調和するようにデザインしました。

コンシェルジュのイラストは、方眼+パーツで構成されており量産することが可能な状態で納品しました。mixsolは、サービスの組み合わせ次第でできることが変わるため、イラストがたくさん作れる状態にしておくことで。柔軟なコミュニケーションが可能になります。また、グッズ展開も可能になります。

COELの皆様にヒアリングしながらサービスの魅力をまとめることで、COELの皆様もサービスの魅力を言語化、再定義する機会になったとのお言葉をいただきました。

NASUでは、mixsolが目指すお客様に寄り添ったDXを実現するために、今後もWebサイトのアップデートで伴走させていただきます。

制作概要

クライアント
株式会社COEL
クリエイティブディレクション
前田高志
Webディレクション
Kana O. (michi design)
カテゴリー
テクノロジー・IT・通信
サービスサイト
Web/UI
グラフィック
イラスト
キャラクター

前へ

次へ