萩原 清澄さんがオーナーを務めるECサイト「キヨ地下」の立ち上げに際し、ロゴデザインを担当しました。

「デパ地下グルメのEC版」という明快なコンセプトを、視覚的にどう表現するか。ブランドの第一印象を形づくるロゴにおいて、単なる装飾ではなく、サービスの“在り方”を提示することを目指しました。

提案では、色や形のバリエーションではなく、それぞれ異なる視点から導いた8つのロゴ案を作成。
たとえば、「未来の老舗感」「サービスマンとしての信頼性」「秘密基地のような親密さ」「暗号的な遊び心」など、多角的な切り口から、サービスの本質を捉えるアプローチを設計しました。

その中から1案が正式なロゴとして採用され、別案に登場していたモチーフは、キャラクター「ペロチカ」として展開。
ロゴとキャラクターが役割を分担しながら、ブランドの親しみやすさと独自性を支える構成となっています。

立ち上げ初期からコンセプト設計に深く関わることで、ビジュアル表現を超えた「ブランドの方向づけ」に貢献したプロジェクトです。

※このプロジェクトの提案プロセスや各案の設計意図については、NOTE『それは、デザイン案ではない。』にて詳細を紹介しています。切り口から考えるロゴデザインにご興味ある方は、ぜひご覧ください。