DESIGN

3代に渡る会社、先代の意思を現社長に引き継ぎワンチームを作る

CLIENT | 株式会社フタバ工研


静岡県浜松市にある輸送機器の金属加工を行っている、株式会社フタバ工研のロゴデザイン、Webデザイン、採用パンフレット、名刺、クレドカードのデザインをしました。


フタバ工研は、車が走る時、曲がる時に欠かせない「等速ジョイント」という部品の一部を加工しています。等速ジョイントは、私たちが日常で感じることは少ないものの、ほとんどの自動車に搭載されています。ですから、フタバ工研は、知らず知らずのうちに私たちの生活を車の裏から支えている会社なのです。




世代交代による人手不足と先代の意思が薄れてしまうことへの懸念。

長年勤めてきた熟練の作業員が数年後には定年を迎えてしまうため、若い人を集めたい。しかし、なかなか人が集まりにくいこと。加えて世代交代で、先代から受け継がれてきた「改善の心」の大事さが薄れてしまうことを懸念されていました。




「改善チーム」を作ることが真の解決

きっかけは採用課題でしたが、ヒアリングやコンセプトワークなど、NASUの独自ツールを用いることで、創業から大切にしてきた改善の心を全面に打ち出した「改善チーム」を作ることが真の課題解決につながることをご提案しました。

フタバ工研の事業は自動車部品の金属加工だけれど、本質的な強みは「改善の心」であると定めることで、強みを明確化。「プロスポーツチームのような改善チームを作る」のコンセプト、「ONE HEART TEAM」のタグラインを定めました。




「改善の心」を表すハートのロゴ

ロゴは「改善の心」を表すハートでできていて、フタバ工研の「フ」とも読めます。



心を一つにして、さらなるプロフェッショナルを目指す向上心の意味を込めてハートは斜め上を向いており、エッジの効いたプロフェッショナルな心意気と、事業である切断加工を鋭角で表しています。



ロゴの色はグラデーションにしました。ワンハートチームの結束力を高める熱い志の炎と、思いやりとプロ意識の高かった先代の信条を表した色です。先端の黄色は希望の光を表していて、ワンハートチームの明るい未来への展望を表しています。

グラデーションの中でも、炎、プロ意識、希望のバランスが取れたものをロゴのカラーとして採用しました。




心を一つに「改善チーム」を作る

Webサイト、会社案内共に、コンセプトの「プロスポーツチームのような改善チームを作る」から着想したメインビジュアルを制作。そこに心臓のように鼓動するロゴが重なることで、心を一つに改善チームを作っていく決意を示しています。




「改善マインド」を持った人に来てもらうために

採用ページ、採用パンフレットでは、フタバ工研が大切にしている「改善の心」を持っている人に訴求するためのメインビジュアルを制作。




また、「改善マインド」とはどういうものか? を学生にわかりやすく伝えるために、クイズ、専門用語を使わない改善事例をまとめました。




チームの一員であることに誇りを感じる名刺を全員に配布

これまで、お客さんと直接やりとりしない工場勤務の方は、名刺を作ってこなかったそうです。しかし、心を一つにした改善チームを作るためには、全員に名刺を配り、チームの一員である実感を持ってもらうことの大切さをご提案しました。



改善チームの一員であることを実感するための名刺なので、プロスポーツチームのユニフォームの背番号のように社員番号名刺に入れるデザインにしました。王冠のマークは、人で構成されており、このチームにいる誇りを感じられるために作ったチームアイコンです。




持っていることが嬉しくなるクレドカード

会社の信条であるクレドが書かれたクレドカードのデザインは、ロゴの形を活かしたデザインにしました。このようなカードは、中身を見ずに形骸化してしまうことが一般的に多いので、持っていること自体が嬉しくなるデザインを意識しました。




インナーブランディング効果が生まれる

このデザインリニューアル時にタグラインとして定めた「ONE HEART TEAM」の言葉がきっかけとなり、全従業員が参加し、会社の考えを話したり、社員同士が意見交換をする「ONE HEART MEETING」の定期開催が決まったそうです。


Webサイトはこちら

クリエイティブディレクション|前田高志
デザイン|水上肇子,小野幸裕
Webデザイン|中川誠也
STUDIO実装|Kana O. (Michi Design)
コピーライティング|浜田綾
撮影|大崎俊典(photo scape CORNER.)