声を信頼に変え、資産にする。NTT西日本新規事業のブランドコミュニケーションデザイン

NTT西日本株式会社

概要

NTT西日本株式会社の新規事業、音声ブランディングサービス「VOICENCE(ヴォイセンス)」のブランドコミュニケーション設計、ロゴデザイン、ブランドガイドデザインを担当しました。

プロジェクトのはじまり

NTTが始める声の新たな挑戦

NTT西日本の新規事業から生まれた「VOICENCE(ヴォイセンス)」は、AI音声合成技術を起点に、声を使ったコンテンツを生み出す音声ブランディングサービスです。IPホルダーの音声をAIで合成し、声という資産を新たな形で活用・拡張していきます。

声のインフラを支え続けてきたNTTだからこそできる、信頼を前提としたコンテンツ創出。その延長線上にある、新しい試みです。

NASUの目論見

守りと攻めのバランスを探る

本プロジェクトの肝は、攻めと守りのバランスです。IPホルダーの声をAI技術でコンテンツ化する、クリエイティブかつチャレンジングな攻めの要素。そして、NTTから受け継いだ安心と信頼の守りの要素。この前提条件の中、クリエイティブコンセプトを策定するためのワークショップでは声の価値への希望、熱意に溢れていました。その結果たどり着いたクリエイティブコンセプトは「声で攻めるNTT」です。

目論見に基づいた制作物のご紹介

「VOICENCE」の“V”に宿る信頼

ロゴは「VOICENCE」の頭文字“V”をベースに、音の波形を象徴するシンボルを加えた記号的なデザインとしました。「VOICENCEマークがある=AI音声技術を活用している」という信頼の証として機能することを意識し、アイコン性を強く打ち出したものです。

「V」の角度は、造形的な心地よさを追求する中で63度に設定しました。VOICENCEは声を扱うサービスです。そこで私たちは、63という数字を耳の形に見立てることで、人の声や聴覚とのつながりをさりげなく表現しています。

初期案では、攻めを意識した録音マークや耳、吹き出しなど複数の表現も模索しました。提案を重ねる中で「主役はIPホルダーの皆様、我々(VOICENCE)は、それを支える役割。その中での攻め」という位置付けが明確になりました。そこで、Vを活かした普遍的な要素をベースに波形の要素やロゴタイプで攻めるバランスに調整しました。


VOICENCE発表会展示会より画像をお借りしました。

声の可能性を最大化するタグライン

タグライン「声が超える(Beyond Voice)」は、コンテンツや感情の広がりを感じさせる言葉として、ブランドの姿勢を表現する重要な要素となりました。AI音声が人の声を超えるのではなく、“声が”可能性を拡張していく。そんな主体性を声に持たせることで、IPホルダーへのリスペクトを表現しています。

ブランドコミュニケーションのデザインにあたって、判断基準とした“デザインのものさし”は「うごく」「ひらく」「プロフェッショナル」「こころづよい」の4つ。こちらも攻めと守りの両方を意識しました。

声を可視化したブランドガイドデザイン

ロゴに続いて、VOICENCEがめざす世界観を表すブランドガイドも制作しました。曲線はVOICENCEにとって大切な要素「声」を形にできないか?というところから着想しました。

人それぞれ声が違います。また同じ人でもシチュエーションによって声色は変わります。そんな声の様を色と波形で表現しました。

VOICENCEの世界観をかたちづくる要素として、「社会」を表す余白とオフホワイトのカラー、「声が人々の心を動かし、つながり、声の価値を超えていく」ことを表すカラフルなラインを組み合わせています。

制作概要

クライアント
NTT西日本株式会社
クリエイティブディレクション、デザイン
前田高志
コピーライティング、プロジェクトマネジメント
浜田綾
カテゴリー
テクノロジー・IT・通信
グラフィック
企画・ブランディング
ロゴ

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